【骨】上肢帯の解剖学

  • 2021年1月21日
  • 2021年1月28日
  • 解剖学

上肢帯とは?

引用:プロメテウスアトラス総論運動器系

上肢帯は、鎖骨肩甲骨で構成されており、自由上肢骨(上腕、前腕、手部)と体幹を結ぶ帯の役割があることからそのように呼ばれています。

 

 

上肢帯と体幹の関係性

引用:プロメテウスアトラス総論運動器系

肩甲帯を上方から見ると、肩甲骨は前額面と30°の角度をなしています。

この肩甲骨の面のことをスキャプラプレーン(肩甲骨面)とも呼び、正常な外転はこのスキャプラプレーン上で行われます。

 

そしてこのスキャプラプレーン上で肩を外転していき、肩甲棘の長軸と上腕骨の長軸が一致する位置のことをゼロポジションと言います。

 

ゼロポジションは肩関節の回旋がなく、インナーマッスルの張力が一定になることから関節が安定し、肩の負担が最も少ないポジションだと言われています。

 

また、肩甲骨と鎖骨は約60°の角度をなしています。

 

 

肩甲骨と体幹の関係性

引用:プロメテウスアトラス総論運動器系

肩甲骨を背面(前額面)から見た時、正中矢状面と内側縁は約3~5°(上方回旋位)の角度をなしています。

 

また、肩甲骨は第2~7胸椎の高さに位置し、各ランドマークから胸椎のおおよその高さを把握することも可能です。

上角:Th1-2
肩甲棘:Th3
下角:Th7

 

触診する上でも重要になってきますので、覚えておいて損はないでしょう。

 

引用:プロメテウスアトラス総論運動器系

また、矢状面で見た時、肩甲骨は約10°前傾しています。

 

これらの回旋、前傾角度が過度になったり、逆にこれらの角度が小さくなることで、肩関節周囲の障害にも繋がると言われています。

 

 

肩甲骨の各名称

肩甲骨-後面-

 

肩甲骨-前面-

引用:プロメテウスアトラス総論運動器系

 

棘上窩:棘上筋の起始部
棘下窩:棘下筋の起始部
肩甲下窩:肩甲下筋の起始部
関節上結節:上腕二頭筋長頭の起始部
関節下結節:上腕三頭筋長頭の起始部
肩峰:三角筋中部の起始部、僧帽筋中部の停止部
肩甲棘:三角筋後部の起始部、僧帽筋下部の停止部
烏口突起:上腕二頭筋短頭、烏口腕筋の起始部、小胸筋の停止部
肩甲骨下角:大円筋の起始部
肩甲骨上角:肩甲挙筋の停止部
肩甲骨上縁:肩甲舌骨筋の起始部
肩甲骨外側縁:小円筋、
肩甲骨内側縁:肩甲挙筋、大菱形筋、小菱形筋、前鋸筋の停止部
肩甲切痕:肩甲上神経の通り道

 

 

鎖骨の各名称

引用:プロメテウスアトラス総論運動器系

 

鎖骨下筋溝:鎖骨下筋の停止部
鎖骨体:三角筋前部、大胸筋の起始部、僧帽筋の停止部
円錐靭帯結節:円錐靭帯付着部
肋鎖靭帯圧痕:肋鎖靭帯付着部

 

 

 

 

 

肩甲骨の関節構成

肩甲骨は関節窩で上腕骨骨頭と肩甲上腕関節を。肩峰で鎖骨の肩峰端と肩鎖関節を構成しています。

 

 

鎖骨の関節構成

 

 

 

 

上肢帯の運動

 

 

 

 

 

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